ドル円が107円台と約8ヶ月ぶりの円安水準を取り戻している。
ドル円が107円をつけたのは昨年の8月が最後で、107円台で値動きしていたのは昨年7月頃までだった。
3月4日の現時点では106.97円~107.10円あたりで値動きしており、約8ヶ月ぶりの円安ドル高傾向となっている。
2020年後半は一時102円台まで下がっており、昨年後半は円高ドル安だった。
米国債の金利上昇が影響か
円安ドル高傾向に変わったのは米国の長期金利上昇が主な要因と見られている。
アメリカの長期金利が約1年ぶりに1.6%に乗るなど金利上昇傾向にあり、その影響でドルが買う動きが出ている。
アメリカは歴史的案株高水準にあり、インフレ率も上昇している。そのため金利上昇傾向が続くのではないかという意見もある。
しかし、株価やインフレ率は上がっていても足元の実体経済の回復はコロナの影響でまだ不透明な部分もあり、今後も市場の動向を注視していく必要があるだろう。